3-1 駐車は苦手ですか？
あなたは、駐車が苦手ですか？
のっけから、失礼な質問ですみません．．．
でも、駐車は苦手だって女性、多いですよね。
男性は得意とまでは言わなくても、苦手だと言うひとは少なく思えますよね。
これ、なぜなんでしょう？
いろいろと、理由を挙げているのを目にします。
運動能力の差だとか、
腕力の差だとか、
空間認知能力の差、
という話も
目にしたことがあります。
どれも、それなりに説得力もあり、理由の一つではないかとは思います。
しかし私が考える一番大きな理由は、「男の見栄」です。
男性は、「駐車が下手」だと言いたくないのです。
実は、駐車が下手だという自己認識があっても、
女性の前で、駐車が苦手、とはあまり言いたくないのが、男性なんだと思います。
駐車が苦手、と言いたくないと、
実際に他人の前で「苦手で．．．」と
発言しないですし、下手なところを見られたくないので、
一所懸命に上手くなろうとします。
そんな男性の心理が、駐車を上手くさせているのではないかと考えるのです。
と、なぜこんなことを言うのかと言うと、
私自身が、「駐車が苦手」だからなのです．．．．（切腹！）
でも、みんなの前では、特に女性の前では上手いように振る舞っていました。
しかし、みんな駐車は苦手なはずなんです！
なぜか？
駐車が難しいと感じる理由は、
「バック」しなければならないからなんです。
あなたは、前に歩くより、後ろに歩く方が得意ですか？
Yesという人は、あまりいないですよね。
当然後ろに歩く方が難しいですよね。
ただでさえむずかしい後ろ向きに動くということを
クルマを運転してやるんですから、当然むずかしいわけです。
と言っていても、仕方が無いので、少しでも上手くやる方法を
考えていきたいと思います。
まず、あなたもあたまの片隅においてほしいのは、
「駐車が上手くなる魔法」は無いということです。
そして、「だれもが、駐車は苦手」（前に走るのに比べれば）
ということです。
これを頭におくのは、
「だから、上手く見せる必要は無い」
「早くやろうとしなくていい」
ということを認識してほしいからです。
まず、駐車するときは
ゆっくりと確実にやるように心がけて下さい。
そして、何度もやり直したりするのは恥ずかしいことではないので
「上手く入らない」と思ったら、ちょっと戻ってやり直して下さい。
わたしも、いまだに自宅の駐車場でさえ、入れ直すことがあります。
さて、では実際に上手くなるための練習や、ポイントはどこにあるのでしょう？
ポイントは、やはりバックにあります。
バックが上手くなれば、半分以上駐車を克服したことになります。
バックの練習で一番お勧めなのは、
とにかく空いた駐車場などの広い場所を見つけて、
そこでバックで走り回ってみることです。
右に左にハンドルを切りながら、クルマの動き方を
身につけて下さい。
これは私もやってみました。
深夜の公園の駐車場などに入り込み、
ゆっくりとバックでくるまを走らせてみました。
そんな場所、無いよ！という方、日常で出来ることを
いくつか紹介します。
まずは、クルマを使って。
いつも、前を向いて走る短いところをバックで走ってみて下さい。
例えば、家の前の路地。
いつもは前向きのまま、家の前まで走ってくるところを、
最後の角から、家の前までをバックで走ってみる。
家の前までが、クルマの通りも少なく、距離も短いなら
やってみる価値ありです。
その他にも、家の中で出来ることがあります。
バックして走る感覚を養うために、後ろ向きに歩いてみましょう。
そのときに、手でハンドルを持って、ハンドルを切って動くところを
イメージしながら、後ろ向きに部屋の中を歩いてみるんです。
そのとき、ハンドルを回したら前輪がどんな向きになっているのかも
一緒にイメージして下さい。
部屋の中で一人なんですから、ゆっくり落ち着いて考えながらできますね。
バックで進む．．．
ハンドルを切る．．．．．
「前輪」が動く．．．
クルマが「後輪」を軸に向きを変える．．．．
この一連の動きをイメージして下さい。
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