4-2 高速道路でどこを見る?


 さて、一般道から料金所を通り
加速車線から高速道路に合流しました。

一番のキモはやはり合流だったのですが、
ポイントは、思いっきり一気に加速する、
ということ、わかっていただけましたか?

 そして、あなたは本線を走り始めました。

とりあえず、前のクルマとの車間距離をとりながら
同じペースで走っています。

 この時の、車間距離の取り方は憶えていますか?
以前にも説明した、「車間時間2秒」で計ります。

 

前のクルマがとあるポイントを通過した瞬間から
自分のクルマがそのポイントを通過するまでの時間が
2秒、ということです。

 高速道路を走る時、視線の置き方がポイントになります。
一般道でも、視線の置き方が運転のエレガントさの違いを生む
ということはこれまた、以前にもお話ししたことですが

高速道路では、一般道とはちょっと違った、ポイントがあります。
そして、より視線が重要になります。

 その視線とは、「遠景の視線」です。

遠くの景色を眺めるような視線、
つまり、何かに注目するのでなく、進行方向の正面を中心にして
その周囲を何となく、ぼんやりと眺める...とでも言ったらいいのでしょうか?

 具体的には、まず、自分の走っている高速道路の道が曲がっていたりして
見えなくなるようなところまで、出来るだけ遠くに視野の中心を持ってきます。

そして、その周辺の情報、つまり両脇のガードレールや、そこを走っているクルマ
標識などに意識を向けます。

 目は、道路の遠く前を見ているのに、意識はその周辺を見ている、
と言った感じでしょうか?

この状態で、何か一つを見つめることなく、前を全体的に視野に入れることが出来ます。

 こうやっていると、自分の遥か先から、真横近くまで、なにか動きがあると
すぐにわかります。

自分のペースを保ちながら、安全に高速道路を走るには
大変重要なのが、この視線の置き方なのです。

 何か動きを感じたり、見るべき標識が来たらそのときだけ、しっかりとそれを見ます。

この感覚が進むと、前の景色と、3つのミラー、そして目の前のメーターまでが
一度に視野に入って、同時に見ているような感覚になります。

 私は、よくレース中にこんな感覚になることがあります。

実際に、本当にそこまではならないとしても、そんなつもりで
あなたのクルマの外に感覚を広げて行くことが大事だと考えます。

 くるまは、あなたの足の延長です。

そうやって出来るだけ遠くに投げた視線の先に 自分が向かって行く、

というイメージを持って
アクセルを踏み、ハンドルを持って下さい。

 



目次に戻る


 次のページへ



Top About Comunication Technique Q&A Music Recommend Mail

copyright © 2004 Driving-Beauty.com

 

Google
TOP
Diary
Comunication
Technique
Lesson
Mail
プロフィールへ
Profile
About This Site
Diary
Comunication For Driving
Technique
Lesson
Driving Music
Recommend
Mail Magazine
Link
Q&A
TOP
アフィリエイト用
無料テンプレート